1 名前:荒波φ ★:2012/08/08(水) 13:21:48.18 ID:???

京畿道安山市の地下鉄4号線元谷駅近くで食料品店を営むチョ・グメさん(40)は、5日午後10時ごろ、
突然店が停電し、冷蔵庫に保管していた約500万ウォン(約35万円)相当の食料品が台無しになった。

チョさんは「韓国電力に電話をかけ、『いつ復旧するのか』と尋ねたところ、
『1時間もあれば』という回答だったが、結局12時間以上も停電が続いた。
冷蔵庫に保管していた羊のあばら肉は傷み、アイスクリームも溶けてしまい、腹が立った」と語った。

元谷駅周辺の商店密集地では、5日午後4時40分ごろから6日午前まで相次いで停電が発生し、
商店100カ所余りが被害を受けた。精肉店を経営するキム・ジョンソルさん(53)は
「どの店でも冷蔵庫の中の食品が傷み、それを廃棄するだけでも大変だった。
被害がどれぐらいの規模になるか見当も付かない。どこに被害補償を求めればよいかもはっきりしない」と語った。

記録的な猛暑と熱帯夜により、韓国全土で停電、家畜の集団死、日射病などさまざまな被害が出ている。
4日夜には、ソウル市内の住宅団地4カ所で同時多発的に停電事故が起き、3800世帯が熱帯夜を冷房なしで過ごした。

4日午後8時50分ごろ、ソウル市瑞草区盤浦洞のマンション団地で1棟が停電し、復旧過程で団地全体の電源が落とされたため、
500世帯が30分にわたり停電した。住民は蒸し暑さの中、自家用車の車内でエアコンに当たったり、公園で涼んだりした。
マンションの警備員は、停電していない別の棟にもエアコンなどの使用を一時控えるよう放送しなければならなかった。

警備員の男性(61)は「変圧器に過負荷がかかり、1棟が停電すれば、
同じ変圧器につながる別の棟まで停電する危険性があるため、他の棟にも
『しばらく電気を消してほしい』と放送で呼び掛けた」と話した。

同日午後9時半ごろには、ソウル市江南区大峙洞のマンションでも変圧器に過負荷がかかり、
4棟、600世帯が約1時間にわたり停電した。同市蘆原区下渓洞のマンションでは、
4日午後9時26日から翌5日午前4時20分まで停電が続き、住民は寝苦しい夜を過ごした。

韓国電力公社は7日、全国に猛暑情報が発表された7月24日以降、これまでにマンションの停電事故が22件起きたと発表した。
この停電によって1万3000世帯が影響を受けた。

猛暑による被害は都市部にとどまらない。農林水産食品部(省に相当)によると、
7日までに41万8585個体の家畜が猛暑で大量死した。内訳はニワトリが40万1272羽、アヒルが1万7200羽、豚113頭などとなっている。
牛に関しては、今のところ被害が報告されていない。

記事入力 : 2012/08/08 12:46
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/08/2012080801562.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/08/2012080801562_2.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/08/2012080801562_3.html

>>2に続きます。

2 名前:荒波φ ★:2012/08/08(水) 13:22:03.32 ID:???

>>1の続き。

家畜が死んだ農場は、老朽化した施設が大半だ。農林水産食品部の関係者は「最近建てられた農場には、
スプリンクラーや冷房施設が整っており、定期的に家畜に水をかけ、適切な温度を維持しているが、
古い農場にはそのような施設がなく、暑さによる呼吸困難で家畜が死ぬケースが相次いでいる」と説明した。

魚介類の養殖場の一部では、潮が満ち引きする際、魚介類が強い日光に当たり、大量死するケースが報告されている。
7日までに猛暑による被害が出た養殖場は20ヘクタールとなっている。

農産物に関してはまだ被害報告がないが、果物は実が大きく育った後、糖度が高まらなければ商品価値が上がらない。
しかし、高温と強い日光のため、実が育つ前に熟してしまっている。実が大きく育つのを待っていると腐ってしまうため、
農家は仕方なく実が小さいまま出荷しなければならない。その結果、出荷価格が低下し、農家の収入減が懸念される状況だ。

韓国政府はこうした被害の拡大を防ぐため、農業振興庁の職員1472人を188の班に分け、農家に猛暑対策を指導している。
農林水産食品部の関係者は「今週後半から暑さが和らぎ、週末には雨が降ると予想されているので期待している。
その後も猛暑が続けば、追加的な対策を講じる方針だ」と述べた。

一方、日射病、熱射病など猛暑が原因の症状による119番通報の件数も急増している。
ソウル消防災難本部によると、ソウルで猛暑注意報が最初に発令された先月25日から今月5日までに、
猛暑関連の救急出動件数は112件となった。

猛暑のせいか、住宅街にハチの群れが現れ、ハチの巣の除去要請も5日だけで142件寄せられた。
電力消費量の増加による停電などで、エレベーターが停止する事故も5日だけで31件に達した。
全国では6月以降、今月6日までに猛暑で11人が死亡し、660人の患者が発生した。

仁川市総合建設本部によると、同市では7日、猛暑で道路のアスファルト舗装が20カ所余りでわだち状に変形した。

同本部の関係者は「道路が変形すると、小型車の車体が破損する恐れもあり、事故の可能性が高まる。
道路を冷やすための撒水(さっすい)車もない上、変形を防ぐための特殊アスファルトを使用するのも
予算の問題で困難な状況だ」と説明した。


>>おしまい。


引用元:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1344399708