【東京五輪】 韓国選手のユニフォームに高句麗舞踊塚の狩猟図？～理由きいたら「日本に行くからね」

▲先月23日、東京オリンピック開幕式で韓国選手団旗手を務めたキム・ヨンギョン、ファン・ソンウ選手.[写真=聯合ニュース]


▲東京オリンピック国家代表選手団ユニフォーム.[写真コーロンFnC]

先月23日、東京オリンピック開幕式。キム・ヨンギョン(バレーボール)とファン・ソンウ(水泳)が旗手を務めた韓国選手団が翡色（高麗青磁の薄い青緑の色）と白色の服で入場した。韓国選手団が103番目に入場した後、インターネットには団服（ユニフォーム）に対する文が多数アップされた。「服の色感、本当に良かった、とても美しい」「韓国が確かに洗練されていた」「国の品格が感じられる」等、肯定的反応が多数であった。

当日、海外ファッションメディアWWDが「東京オリンピック開幕式で注目されるファッションの瞬間11」の一つに韓国国家代表ユニフォームを選定した。

今回のオリンピック選手団ユニフォームはコーロンFnCの男性服ブランド「ケンブリッジ メンバーズ」が作った。デザインを陣頭指揮したソン・ヒョンオ、クリエーティブ ディレクター(47)は6日、中央日報とのインタビューで「オリンピックのように重要な瞬間に参加できて個人的にも光栄だった」と製作過程であった事を話した。

それによると、最も話題になった翡色の上着などユニフォームのデザインを最終確定するには3ヶ月という時間がかかった。「普通、国家代表選手団ユニフォームには使う『常連色』があります。ネイビーや白色です。今回はちょっと変えてみたかったのです。工芸品を見ようとたびたび仁寺洞（インサドン）に行って、高麗青磁の翡色が穏やかな印象を与えながらも本当に美しかったです。それで翡色を選ぶことにしました。」

ユニフォームに入れた「韓国の色」はこれだけでない。下衣には朝鮮白磁の純白色を入れた。裏地には高句麗舞踊塚の狩猟図をモチーフにしたパターンをほのかな色で入れた。これには格別な意味も入れた。

「今回のオリンピックが開かれた場所は日本ではないですか。他のどんな時よりもりりしい気性、勇猛さを表現したかったのです。それでも表面に表わしたら、やぼったいから裏地に入れました。勇猛な私たちの選手たちの心がけと一致させたかったからです。」

よく見えないが苦心の末に入れたディテールはもっとある。ボタンには月桂冠を刻んで入れ、袖には太極の赤と青の色を使用した刺繍を入れた。ネクタイとスカーフを作る時も太極の色を応用した。
（後略）

ペク・イルヒョン記者

[出処:中央日報]オリンピック選手団服に高句麗狩猟?理由尋ねるとすぐに"日本行くと"
https://news.joins.com/article/24123269